子育て中のお母さまへ・・・ 子どもたちに優しい言葉の花束を
先日地下鉄での出来事です。
駅の通路で激しい怒声!
・・・しかも女性の!
ぎょっ!としたのですが、近づくにつれ分かりました。
お母さんが3歳くらいの女の子を厳しく叱っていたのです。
いや
叱るというか、怒りをぶちまけてる、と言う方が適切かなぁ。
やり取りの様子から、どうやら女の子は「おもらし」をしてしまったようです。
「ママ言うたやろ!
だからトイレいっとくよう言うてたのに!
なんでいかへんのや!
ママを困らせるのもええ加減にせえ!!
なにやってもアカン子や、お前は!
最低や!
最悪やろ、これ!
どないするんや!こんなんになって!
着替えないのにどないするんや!
言うてみ!
どないするんか、早よ言うてみ!」
横を通り過ぎたときのこのお母さんの言葉!
うわぁ!きゃー!
もう、耳をふさぎたいぐらい!
胸が苦しいほどのマイナスの悲しい言葉たち!
その形相も、本当に鬼のように恐ろしいのです。
「どないするんや、言うてみ!言うてみ!」と大声で責めたてられ、体をつかまれ揺すぶられて、女の子はしくしく泣いていました。
わたしは、もう少しで「お母さん、お願い、許してあげて!」って中に割って入るか、、、、というほど、心が激しく揺れました。
たった3歳。
小さな女の子。
おもらしもするでしょうよ~
わたしなんて、小学校2年でもおもらししたんだから!(自慢じゃないが!)
女の子は、おもらしをしてしまって、「あっ!!」って、たちまち真っ青になったでしょう。
どうしよう、って小さな胸を痛めたでしょう。
あぁ恥ずかしい、ってうつむいたでしょう。
お母さんに叱られる、って怖かったでしょう。
その一瞬の嫌な思いだけで、もう充分。
今度からは「失敗しない」って、子どもなりに学べるはず。
いろいろとお忙しいお母さん、子どもの失敗でまた手間が増えるご苦労は本当によくわかるけど、
どうかどうかどうか、子どもたちの柔らかい心に優しい言葉をお願いします。
子どもが誕生した日のあの日の感動を思い出してほしいです。
赤ちゃんはお母さんを選んで生まれてくると聞いたことがあります。
「ママのとこの子になるね!」
って生まれて来てくれたわが子。
こんなわたしを選んで生まれてきてくれてありがとう。ありがとう。